こんにちは、うどんです。
これまで散々実母への不満を書いてきましたが、実母にもいいところがあったなあ、と最近思い返しています。
実母は、共働きワーママ、フルタイム勤務、支援ほぼなし、旦那(実父)協力なし、というフルスペックワーママであり、しかも女性の正職員という当時では珍しい立場でした。
母のようなタイプのワーママって、おそらくその前にはほぼいなかったのではないかと、推測し、勝手に母を「共働きワーママ第一世代」と呼ぶことにします。
そして、産後のサポートの仕方がワーママ経験者らしいな、と思える有難い部分がたくさんあったので、紹介していきます。
また、うちは義母に助けられることも多いのですが、そのサポートの仕方に不満があるというか、認識のずれを感じることが多々あります。
義母は、田舎で専業主婦として、お姑さんとともに定時帰宅の旦那(義父)と暮らしていたので、実母とは正反対ですね。
わかりやすく、2人を比較しながら進めていきます。
共働きワーママ第一世代の母について
共働きワーママ第一世代母のスペック
うちの母は、正職員の仕事を続けたまま、30歳〜40歳で子ども3人を産んでいます。
うどんは末っ子の第三子ですね。
当時は、育休制度等も整っていなかったので、産後は義実家に住んで義母(うどんの祖母)に長女を預けて大失敗したり、保育園入園前には近所の託児所(お寺の中など)に長男、うどんを預けて仕事を続けていました。
時短という言葉があったかはわかりませんが、多少は勤務時間を短くしていたようです。
母の実家も遠方、義実家は頼めないという典型的な支援なし。
さらに、旦那(うどんの父)も激務で帰宅は深夜、ということが多かったです。
うどんの父が家事をしている姿は見たことがありません。
こんな家ですが、シッターさんや家事手伝いサポートなどを頼むこともなく、ただひたすらに母は忙しく、家は散らかり気味でした。
第一世代の産後育休中の助け方
さて、こんな忙しい母は、退職後もなにかと忙しく、また近所に住むうどん姉一家をサポートすることも多々あったため、うどんが産後に助けてもらうことはあまりありませんでした。
でもたまに来てくれたときの助け方は、とてもよかったです。
産後3ヶ月ごろ、一度来てくれたときに助け方は、こんな感じです。
- 特におみやげはない
- お昼ご飯のメニューを提案
- 赤ちゃんを連れて買い物に行ってくれる
- スーパーの場所は勝手にわかっている
- お昼ご飯を作ってくれる(台所のわからない部分はその都度聞いてくれる)
- 赤ちゃんが起きてるうちは、抱っこであやしてくれつつ、私と会話してくれる
どうでしょう?意外と普通でしょうかね。
それでは、同じく義母が産後に助けてくれたときの対応と比較してみましょう。
ちなみに、実母は日帰りで、義母は1週間単位で宿泊しています。
- とりあえずおみやげを持ってくる(産後に冷蔵・冷凍のものをすぐに片付ける必要があるし、食べたくないものも気を使って食べる必要がある。産後作り置き多いのに冷凍庫入りきらない…)
- お昼ご飯は、私が自分用に用意していた冷凍弁当を分けて食べる(知らない土地で一人でスーパーに行くのは難しい)
- 夜ご飯の準備は、こちらが手配していたヨシケイ(食材キット)のレシピをすごく難しそうに準備する(スーパーで買い物ができないから、自分で食材を買って料理することができない)
- 台所でわからないことがあると、聞かずに適当にやってしまう(ずーっっと電子レンジと格闘していたり、あとでテフロン加工がボロボロになったフライパンや傷だらけのプラスチック食器が出てくる)
- 赤ちゃんの相手をしだすと、赤ちゃんに夢中で、うどんのことは目に入らない
- 2人で話すと、だいたい義母のおしゃべりになる
- 「お義母さん、先お風呂どうぞ」など声をかけないと、絶対自分からは行動しない
実はこのとき、義母にサポートしてもらうのが辛すぎて、3日目くらいには帰ってもらったのですが、この時の経験を元に義母に助けてもらうときのマニュアルも作っています。
義母は、産後に一人で過ごすという経験をしたことがないため、本当にサポート方法がわからないんだろうな、という気がしています。
実母は、産後一人の母親がしてほしいこと、すべてわかってた気がします。
1食でもいいから、料理を作って欲しい、メニュー決めから買い物までやって欲しい、
子どもと少しだけ離れて一人で過ごす時間が欲しい、何より子どものことも、母本人のことも気にかけて欲しい、誰かに話を聞いてもらいたい…
もちろん、実母は実母で、どうでもいい話をしたり、うっとうしい面もあります。
でも、核家族の母親が求めるものを無意識でもわかってるんだろうな、と思いました。
遠距離でのサポートでありがたいこと
遠距離の実家にしてもらえるサポートって、なかなかないですよね。
一番多いのは、子どもへのプレゼント、贈り物ではないでしょうか。
実母のプレゼントはこんな感じです。
- まず何がほしいか電話で聞いてくれる
- かなり事細かに聞いてくれる(オモチャいらない、服がほしい。と言ったら、サイズ、素材、キャラクターなど確認してくれる)
- 服は大量に新品を送ってくれる
- 現金を送ってくれる
義母の贈り物と比較してみましょう。
- 機会ごとに送ってくれる(ありがたいけど、誕生日とクリスマスと近い子どもにも両方律儀に送ってくる)
- プレゼントの内容は勝手に決める(基本的にオモチャ。でかいオモチャが月に2回送られてくることも)
- お洋服は自分の趣味で勝手に買って送ってくる
- 手作りのオモチャも送ってくる
義母は、うちに何度も来ていて、我が家が狭いリビングでオモチャをなんとか収納してることも知っているのですが、それでも遠慮なくオモチャをガンガン送ってきます。
うちの子どもたちは、秋から冬にかけてやたらとオモチャを買い与えられ、どれも気に入るけどすぐに飽きる、という親から見ると泣きそうな状況になります。
実母は、実母だから「オモチャいらない」とはっきり言える部分もあるのですが、保育園児を育てるにあたり、着替えの洋服がいくつあっても足りない、ということも知っています。
服が欲しいといえば、「綿100%がいい?」「息子くん、もうキャラクターものしか着ないよね?」など、かなり細かく気遣ってくれます。
ちゃんとしたお店で、しっかりした生地のものを選んでくれているのもわかります。
それにくらべて、義母は子どものことを考えてくれているようで、ちょっと前に息子が好きだったもの、とか、自分が好きなお花柄とかを、ほぼ相談なしに西松屋とかで買って送ってくれます。
事前相談がないので、ギリギリのサイズですぐにサイズアウトしてしまいます。
そして、義母の「手作りオモチャ」。
これ、もらって嬉しいこともあると思うのですが、「忙しくて、まともに手作りのものを子どもに準備してあげられないことが心苦しいワーママ」にとっては、本当に要らないものです。
年金暮らしの専業主婦が時間を持て余しているのはわかるし、孫を思う気持ちもわかるのですが、嫁の気持ちは置いていかれている感じがして、もらったときは本当に泣きそうになりました。
そして、実母は、お祝いなど現金を送ってくれるとき、必ず「遠くてサポートできないけど、お金で解決できることは、これ使って、自分が倒れないように、なんとかやるんだよ」と声をかけてくれます。
「子どものために使って」とか、「子どものために貯金」とか、そういうことは一切言いません。
そうやって言われると、安心してシッターさんを頼んだり家事サポートに依頼したり、とお金も使いやすいです。さすがにお祝い全部を使うことはないですが。
電話も手短に要件だけで済ませてくれる
特に平日の夜、電話するときは、実母の場合要件を話すと、すぐに切ります。
平日の夜って、幼児を抱える共働き世帯にとって、全然時間足りないですよね。
電話でダラダラ話す余裕って、本当にないです。
子どもも電話したくなるけど、まだまだまともなお話ができない子だったら、挨拶くらいで十分だったりします。
これ、義母だとなかなか簡単には切らせてくれません。
本当に簡単な要件でも、一通り義母の日常について話を聞く必要があります。
一人暮らしで寂しいので、しょうがないとは思うのですが、正直こっちは早く切りたいし、子ども相手に義母の話をずっとしていても、子どもだって全然聞いてないし、もうちょっと電話のこちら側の様子も考えてほしいと思ってしまいます。
帰省しなくても怒らない
仕事の都合や、盆暮れ正月に赤ちゃん抱えて移動したくない、といった理由で帰省しないことにしても、実母は全然怒りません。
とにかく「無理しなくていい」と理解してくれます。
もちろん、孫には会いたいけど、と寂しかってくれますが。
一方で、義母の方は、盆の帰省は当然!という感じです。
うちの夫婦も盆前後の休みが合わせづらくて、帰省できても帰省ラッシュど真ん中で帰ることになるので、かなりしんどいのですが、そういう気遣いは皆無です。
まとめ
以上、共働きワーママ第一世代の母親が、とても理解あることがわかります。
「共働きワーママが最高!」というつもりはさらさらありませんが(むしろ逆)、でも、やはり自分が経験した大変だったことというのは、身に沁みているようです。
逆に言うと、義母の無理解が苦痛に感じることが多いですが、義母に共働きの苦労をわかってほしい、という方が難しいのかもしれません。
義母は義母で、「夫は仕事、嫁は家庭を守る」という固定観念の中で、息子が家事育児を手伝っているのに文句を言われていることすら、認めたくないのかもしれません。
(義母は基本的にはすごく優しいので、私に面と向かって文句を言うわけではありませんが)
でも、自分が将来、子どもや嫁の産後をサポートすることになったら、相手の立場のことをよく考えてあげたい、と強く思いました。
相手がどんな人間であれ、出産を頑張って、育児が一番大変な母親初心者の時期は、一番サポートされていいはずです。
今、子育て中のみなさんも、今自分はどんなサポートを求めているのか、しっかり考えて心に留めておきましょう。
最後まで読んでいただきて、本当にありがとうございました。